「島ノ唄 Thousands of Islands」
既存の文学からも詩からも遠く離れようとしながら、一人独自の詩を書き続ける現代詩人吉増剛造。今、彼の視線の彼方には、日本語、韓国語、中国語そしてアメリカの言葉・英語という幾つもの言葉が混ざり合うアジアの「島の言葉」が姿を現しています。南の島々に響く「島の言葉」を浴びて、吉増は、どんな唄を歌おうとするのでしょうか?
“島々の中に うごめく「世界」を見つけにいく”
この映画は、南の島々に今もうごめき続ける“世界性”を見つけながら自分の唄を探し出す吉増剛造の旅を追ったロードムービー・ドキュメンタリーです。どんな人間やモノが何時やって来るかわからないという、あらゆるものに開かれた海。その海に囲まれた“島”。この映画からは、島国という閉じた言葉のイメージからは最も遠い、“新しい島の姿”が浮かび上がります。
2004年制作 ハイビジョンビデオ作品上映時間93分
【スタッフの言葉】吉増剛増さんとつき合っていくうちに、「島」という地理に生きる術を見つめ直したいと思いました。それは、“合理”という一つの価値観に世界の皆が合わせていこうとする時代に、 大陸で生きるのとは違う自分たちの姿をもう一度見つめ直すことでした。多くの人や文化が海を通じて分け隔てなく混ざっていく。そんなアジアの島国ならではの“生き方の可能性”を感じてもらえたら、と思うのです。 監督 伊藤憲
8月5日より ポレポレ東中野にてモーニング&レイトロードショー ぜひご覧ください。
コメントありがとうございます。
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投稿情報: 伊藤 | 2006年7 月 7日 (金) 午前 10時11分
またまたコメント書かさせて頂きます。
「島」の世界ですか。とても魅力的です!
僕も小さな島に半年ほど暮らしていて、そこで島に暮らすある一家のドキュメンタリーを撮り続けているんです。
なのでとてもこの映画が興味あります。
島に住んでる人って海や山といった自然と向き合って生活していますから生活リズムも自然のリズムに合わして暮らしてらっしゃる。そこから感じる島人のパワーは何とも表現しがたいものを感じさせられます。
機会があれば是非映画観させていただきます。
投稿情報: 森田雄司 | 2006年6 月29日 (木) 午前 11時44分