テレコムスタッフ

市販の履歴書を使う方にアドバイス

それぞれの大学用に作られた履歴書には、記入する内容によって項目がいろいろあって、書きやすいようになっていますが、市販の履歴書は、得意なこととか、志望動機などの欄が小さく、書き込める量に限りがあります。まず、書類審査を通ること、そして30分そこそこの面接で、自分を分かってもらおうとするなら、やはり履歴書には十分書き込むことが大切です。別紙を用意したり、作文を書いたりすることで、自分を説明して欲しいですね。
また、おそらく、｢面接のマニュアル｣なるものがあって、手に表情をつけるとか、相手の目を見て話すとか、面接官をひとりひとり眺めながらしゃべる、だとか書いてあるのでしょうか。そういった型にはまったしゃべりをすると、こちらの虫が動き出します。素顔が見たい、普段どおりの話し方を聞きたいんですね。それで、ちょっと意地悪な質問をしてみます。それでも型どおりの返答だと、さらにつついてみます。要塞が壊れていくところからその人の個性を見つけたいのです。この人が、自分の隣で仕事を始めたら、どいういうコミュニケーションが作っていけるか、など。
面接で、ちょっと意地悪な質問を受けたら、ああ、これか、と思ってあなたの本心を語ってください。

面接でよくある質問 「経験は必要ですか？」

よく、経験は必要ですか？と聞かれる事がありますが、そんなことはありません。
うちの会社でも、学生時代に映画作りをしていたとか、映像の勉強をしてきたという人は、20％くらいしかいません。テレビが好き、もの創りが好き、と言う人なら誰にでも可能性はあります。
現に、うちの会社には美術さん顔負けのアシスタントディレクターがいます。
時には紙粘土で怪獣を作ったり、人形を買ってきてダンボールで車のシートを作り車内のシーンを再現したり・・・。スタッフが自ら小道具を作ることもあるのです。 社内を歩いていると、そんな小道具作りに没頭している人をよく見かけます。「大変なんですよ～」と言いつつ、なぜかとても楽しそう。
手先が器用だったり、絵を書くのが上手だったり、機械に詳しかったり・・・。いろいろな特技が番組作りにも役に立っているようです。

採用の審査始まってます！

新卒採用の時期が。今年も始まりましたね。

毎年、採用に関わっていて思うのですが、人を「選ぶ」って本当に難しい作業です。想像力、協調性、人間力、テレコムらしさ・・・。色々な側面からこの会社で一緒に働いて欲しい人を見つけようと思うのですが、短い時間でわかることなんて僅かです。毎年、このシーズンが終わるとどっと疲れるのですが、それは自分たちがした選択に対して「これで本当に良かったのか」という思いに襲われるからです。

さて、テレコムスタッフでは毎年募集の際に、履歴書と共に「作文」の送付をお願いしています。（応募要項の詳細に関してはＨＰの「求人・採用のページ」を見て下さい）どうして作文かと言うと、まずテレビの仕事には文章能力が大事だからです。企画書、番組趣意書、ロケ台本、構成台本、ナレーション原稿・・・。制作スタッフが文章を書く機会はかなり多い。この仕事、頭で考えたことを文章で表現する能力は必須なのです。

さらに、作文にはその人の「人となり」が出ます。というか、私たちは「人となり」が表現されている作文を待っているのです。今年のお題は「わたしは○○に感動した！！」という、直球系ですが、これから送ろうと思われている方は、ぜひ「自分という人間を最大限に表現する」ことを念頭に書いて下さい。

さて最後にお願いを一つ。
鉛筆書きは出来るだけ避けて、ボールペンでかペンで書いて下さい。もちろん内容が一番大事なんですが、鉛筆だと字が薄くて読みにくいからです。それから・・・コピーもちょっと困ります。何事につけ、「オリジナル」であることに、こだわっている稼業なので・・・。

 

面接でよくある質問 「車窓のロケは何人で行くのですか？」

えーこんにちは　採用の季節がまたはじまりました。今年はどんな人が応募してくれるのかな。採用を担当してすでに10年の私が、面接でみなさんから受けてきたよくある質問、ベスト5のうちのひとつを紹介しましょう。まず車窓からについて、必ず聞かれること！ロケは何人で行くのですか？答え、3人です。ディレクター、カメラマン、VE（ビデオエンジニア）です。それに現地で通訳やロケの手配をするコーディネーターという人が加わります。なお「車窓って一回ロケに行くと一年くらい帰って来れないんですか？」って質問を受けることもありますが、ロケ期間は約1ヶ月程度。ロケが終わるとスタッフは帰国し、ディレクターは編集をします。なので浦島太郎になることはありません。