テレコムスタッフ

僕たちのこと忘れてないですか？

NHKの番組で、ヨーロッパアルプスに挑んでいる某ADです。
日本を離れて1月半、生まれて初めてざるそばを食べない夏が過ぎようとしています。


さて、日本では記録的な猛暑が続き、選挙では自民党が大敗、我が阪神タイガースが破竹の連勝街道を歩んでいるよう ですが、ヨーロッパ最高峰・マッターホルンの麓では、そのような話題 は耳に届きません。
聞こえてくるものといえばもっぱら、鳥のさえずりに牛の鳴き声、山に挑むトレッカーたちの足音やアルプスから吹く風の音・・・あとは牛のオナラに馬の脱糞がハーモニーを奏でています。

振り返れば、今回のロケではいろんな体験が出来ました。
オーストリアで初めてトレッキングを始めて以来、3000メートルを超える山にも挑みました。名峰マッターホルンの朝焼けに胸を打たれ、エーデルワイスや高山植物の美しさを知り、牧童小屋で絶品のチーズに舌鼓を打ちま した。牛と戯れる子供たちにも感動！！

標高3500メートルで凍死の恐怖に震え、世界遺産にもなっている大氷河で は滑落の危険に さらされました。牛にウンコ爆弾を投下され、スイスではヤギにタックルまでされてしまいました。
また、日本食を口にしなくなり、呑むお酒は焼酎から赤ワインへと変わりました。
髪とひげが伸び放題で、話す言葉は関西弁からイタリア弁へ。体重は５キロ増えるし、ジーンズはボロボロ、Tシャツは汗臭く、靴には牛のウンコが・・・・
でも、山に入ればそんなこと全て忘れてしまいます。 朝は５時に目が覚め、２１時を回ると睡魔に襲われます。
そんな感じで初めての海外ロケはまだまだ続き、明日も山に登ってきます。
そこに山があるから？？
いやいや、仕事ですから。
PS．クララが立った。

京都・奈良物語

テレビ朝日「都のかほり」という番組で、京都・奈良にロケに行ってきました！
取材先のひとつ、護王神社では、狛犬ならぬ、狛イノシシのいる、全国でも珍しい神社です。けっこう 勇ましい顔ですねー。このイノシシにお参りすると、足腰の病を治してくれるとのことです。
そして、移動中に舞妓さん発見。最近、観光客も舞妓さんの衣装を着ることのできるサービスがあるらしいけど、この人は、本物の舞妓さんです。
その後、日が暮れた頃に向かったのが、ある会社のイルミネーションです。５７万個もある という電飾が光輝いていました！今年で12年目、いまや京都の クリスマスの風物となっているそうです。カップルはもちろん、親子連れ、会社帰りの人々でにぎわっていました。いいねえ・・・。と私は微笑ましく見守るのみでした・・・。

翌日、奈良。
十二月から二月にかけて、最盛期を迎えるというイチゴ農家へ。「あきひめ」というこのイチゴ、スタイルがよく、やわらなか甘みが特徴です。美味しかった！ごちそうさまでした。
奈良公園で鹿にも挨拶、などなどあって、ロケ終了です。
お疲れ様でした。

海外ロケの香ばしい匂いと意外なエスプリ 後編

はいさい、前編に引き続きMAEDAからSonarの一日のスケジュールを簡単にご紹介します。
　８：００　出発してバルセロナの町を撮影
１１：００  作品撮影とアーティストのインタビュー
１５：００ １０分ほど昼食休憩。サンドイッチを食べる
１５：２０　パフォーマンス撮影。４会場・同時多発なので、２カメで撮影したり
２２：００　撮影は続く
２３：００　撤収。知り合った人達や、バルセロナで再会した友達を誘い夕飯　
　１：３０ 夜のイベントを偵察に行く
　３：３０  ホテルに到着。部屋で１人、考えにふける…っつてもすぐ寝るんだべ
と まあこんな感じ。意外とハードやろ？でも仕事をしつつ、しっかりと遊ばないと気が済まないんだなー。やっぱり海外ロケというとみんな「うらやましい」とか「いいねえ」とか言われる。でも、ちゃんと映像を撮影し、作品を理解し、インタビューも撮らなくちゃいけないし、何かプレッシャーらしきものがあったりするのでそう言われると、結構困る。
ただ一つ言えるのは、まさに旅って楽しくて面白い。プライベートな旅も僕は好きだが、仕事を背負っていくのもとても楽しい。背負っているからこそ出会える人達がたくさんいて、実はそっちのほうがその国のライフスタイルだとか、文化をかいま見たりできる。だからこの仕事、やめられへんのよねえ。ハードスケジュールだということもなかなかエスプリが効いていて良いと思うのだ。この撮影してきた映像は、NHK BS2デジスタというアート番組でも見れるけどちょっとしか紹介しないので、“世界のアートに出会う旅”というコンセ プトでやっているAir Artlog（通称AAL）で紹介していきます（現在はオーストリアのメディアアートフェスを紹介しているからチェキラして）僕のくだらない文章も、死にそうなぐらい暇な時にチェキラしてください…それでは。

海外ロケの香ばしい匂いと意外なエスプリ 前編

はいさい、テレコムファンの皆さん、そしてテレコムファンでない皆さん、どーもこんにちは。僕はテレコムでも本社ではなく、渋谷オフィスにいるMAEDAという者です。 　　　　
６月半ばから２週間ほど、NHK・BS2のデジタル・スタジアムっていう番組と僕がいろいろやっているウェブの取材でフランスとスペインに行って来たぜ。テレコムで働き始めて６年目の２８歳だけど、１年に２回ほど海外に取材に行っている。僕の取材対象は、簡単に言うとアート。具体的にいうと、デジタルテクノロジーを使ったアート、メディアアート、エレクトロニックミュージックとかアニメーションとか。行く先はヨーロッパのフェスティバルがほとんど。僕もこの分野に関わって今は仕事関係無しにこの分野にのめり込んではや５年ぐらいか…。
フランスのリゾート地・アヌシーで行われる世界最古にして最高峰のアニメコンペティション、アヌシー国際アニメーションフェスティバル（アニメーション界のカンヌと言われ、その通り１９６０年にカンヌ映画祭から独立した）、そしてスペインはカタルーニャの都バルセロナで行われる世界最大のマルチメディアとエレクトロニックミュージックのフェスティバル、Sonar2006。
取材チームは、アヌシーでは僕１人、バルセロナは後輩と合流して２人。PanasonicDVX100Aというカメラで奇抜なパフォーマンスを汗だくで撮影し、面白ければ、英語を駆使してアーティストにインタビューを押しつける。メディアアートという分野はバリバリンコにコンピュータ（茂雄風だと「カンピータ」）を使っていてなかなか難解。でアーティストによる、システムとコンセプトの英語レクチャーは理解するのに結構時間がかかる。でもなんだかんだ発見があるし、こうやって文化や言語の違う奴らと知り合うのは、かなりシゲキ的よ。
通常海外ロケというと、カメラマンがいて音声がいて、コーディネーターがいて…と、少なくとも４～６人の大所帯になるが、僕はあまりそういう大所帯で行ったことがない。予算の影響もあるだろうけど、少人数で行く方がフットワークは軽いし、ストレスをあまり感じない。大人数で行くと気をつかうからね。
撮影した素材のクオリティーとかを考えると大所帯のほうがいいかもしれんけど、ハイビジョン撮影でないかぎり、少人数の方が、周りを気にせずに撮影をねばったり、取材者とメシ食ったり酒飲んだり親交を深める心のゆとりができたりする。そこでまた新しい発見があって、それを次の日に撮影できたりする。で、何年後かにまたそいつらと取材先で会い、関係がずっと続いてそれが映像として形になったりする。まさに、１人とか２人で行くと、「仕事」であり出会いの「旅」なのである。 ね、海外ロケって楽しそうでしょ？実際にエキサイティングでホントに楽しいし、面白い。イベント撮影なんか、瞬間瞬間が勝負なので、その緊張感っていったらサイコーです。　次回はSonarの一日のスケジュールを簡単に教えよう。お楽しみに！

炎天下の出会い

「ゆるやかナビゲーションゆるナビ」（ＮＨＫ総合）で沖縄に行ってきました。
梅雨明け直後の沖縄で炎天下のロケ。あやうく、熱射病になりかけましたが、取材先で、撮影後とってもおいしい沖縄料理と泡盛をごちそうになり、なんだか幸せでした。沖縄特集の放送は7月12日と26日の夜11時～です。お楽しみに！

おじーと唄う

西表島でのこの写真、決して遊んでいるわけではありません。

「晴れたらイイねッ！Let'sコミミ隊」のロケハン（ロケーションハンティング→撮影場所の下見や事前取材などをすること）では何でも体験するのが鉄則！チーフディレクターや局のプロデューサー、そして出演者たちに実際にロケハンで感じたイメージを伝えなくてはなりません。ですので、水牛車に乗っておじーの三線と唄を聴きながら、一生懸命仕事してます？
放送は8/6と8/13の7：00～7:30（前編と後編に分けて放送されます）。みなさん、ぜひ見て下さい！

人違い

「世界ふれあい街歩き」（NHKBShi）で訪れたハンガリーのショプロンという街で。
誰かと勘違いされ、観光客に「一緒に撮ってください」と言われました。 でも、ちょっとうれしかったです。それにしても、一体誰と間違えられたのだろうか・・・。放送日が決まり次第、またお知らせします。この美女３人が番組に登場するかどうか、どうぞお楽しみに！