私は経理をかれこれ○十年とやっている。経理というと、傍から見るとどうも「堅い」とか「細かい」上に融通が利かないっていうイメージが強いらしい。多くの人は眼鏡かけ猫背でただ机に向かっている、という風貌が浮かぶんじゃあないだろか。以前の会社での 話になるが、仕事中に営業の人かなんかにフツーにかるーく冗談を言ったら、「経理らしくない」と言われたことがある。「そんなんテキトーでいーんじゃね?」と言ったら、経理のくせにそんなこと言っていいのか?と言われたことだってある。ノリにのって羽目はずしたら「ホントに経理の人?」と言われたことさえある。
えー。一体経理つー人種はどんなんだ。自慢じゃないが、私は冗談好き、大雑把でフンイキ重視、細かいことはすぐ忘れる。誤解されると困るので断っておきますが、 もちろん仕事はちゃんとやりますです。もちろん細かくやるべきところは細かくやります。ふぅ。しかしそれは経理に限ったことではないはずなんじゃー?
制作だって営業だってミュージシャンだって商店のオヤジだって、プロとして細かくやるべきところは細かくやるだろうし、融通が利かないところは意地でも利かせないんじゃあないでしょーか。それができないと、社会人として、もーそりゃあピンチってことでしょう?だからプロとしてきちんと細かく仕事をやるべき最低線は経理でもなんでも大差ない気がするのですが、どうでしょう?
ついでに言うと、私は学生時代からずっとバンド活動などしちょりまして、最近はネットなんかの影響もあって音楽を通じていろんな人と知り合い、いろんな場で歌う機会も増えたりしてるんですが、そうやって知り合った人に仕事を尋ねられて「けーり!」と答えると1千万人中、969万人くらいには驚かれます。ジキルとハイドみたいな落差があるってトコでしょーか。自分の中では一人のキャラなんですが。
ただ、どうなんでしょう、私なんぞは好きなことと仕事はあえて分けてるわけですが、テレ コムスタッフのようないわゆる「業界」は割りと自分の好きなことを仕事にしてる人が多いんではないでしょうかね。それを幸福と感じる人は、それはそれでとてもすばらしいと思います。一生好きなラーメンを食い続けても飽きないのに似てるというか・・・ちょっと違う?
少なくともそういう、自分の好きなことに巡りあい、それを仕事として続けられることが何よりすばらしい。好きこそものの・・・という言葉があるように、そういう意味じゃあ業界自体も幸福なのかもしれないですね。好きな人が仕事やってるんだから。そうか。では私ももっと数字とか好きになった方がいいのかしらん。いやーやっぱ仕事と好きなもんは別、という方針で私は行きたいと思います。では。
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