フランスがドイツに占領されていた第二次大戦中
20万人もの子どもたちが、父親を知らずに産まれた
その子たちは、“ドイツ野郎のこども”とさげすまれて生きてきた
母に捨てられ、出生の秘密を抱えながら…
愛することが罪だった時代だった
あれから60数年
子どもたちは父親を捜し始めた
『私のお父さんは 誰ですか ~フランス・戦争の落とし子たち~』
NHKBS1 8月19日(土)23時10分~放送
~制作者よりひとこと~
アメリカ時間で8月9日、元ホワイトハウスのカメラマン、ジョー・オダネル氏が亡くなりました。戦後の5代の大統領の傍で人間としての大統領たちを見つめた人です。ジョーさんは、それ以前日本の占領軍の一員として海兵隊所属のカメラマンとして戦後の焼け跡に這いつくばって生きるにっぽん人をレンズを通して見つめました。それは、戦勝国のアメリカ人としてではなく、同じ人間として記録した写真でした。「焼き場に立つ少年」(原爆の夏 遠い日の少年2004年8月BS-iにて放送)はそんな一枚です。
今回の「私のお父さんは誰ですか」(BSドキュメンタリー)は、同じ思いで取材した番組です。右傾化する日本で、戦争をちゃんと検証してこなかったツケが、戦争を軽く見る、ゲームかのような幻視を起こさせる風潮を生みました。
世界には、戦争を引きずって生きている人がいることを放送を通じて知って欲しいと思い、3年の取材を経て放送することが出来ました。浮き足立った世界に、静かにこうした十字架を背負って生きる人の声を届けるのもまたテレビジャーナリストの仕事でもあります。
moritaさん、書き込みありがとうございます。
変わらずいつも応援していただいているようで、大変うれしいです。
「原爆の夏 遠い日の少年」の再放送の際には、お知らせいたしますね。
番組の感想などもお待ちしております。
投稿情報: SOMU | 2007年8 月22日 (水) 午後 01時00分
久しぶりにこの書き込みさせて頂きます。
今の時期、新聞、テレビを観ているとやはり戦争特集をやっていますね。
毎年、この時期は戦争について考えます。
ただただ、僕はかつてこの日本にもこんな悲惨な出来事が起きていたのだと、不思議に思ってしまいます。
戦争を知らない人たちが増えていく中で、戦争を経験してきた人たちが年々減っていく。
この時代の流れにそって戦争に対する思いというのは、風化されていくものなのでしょうか。
いずれ、誰も戦争を実体験として語れない時代がやってくる時、そのとき、その時こそ進化が問われるときだと思います。
ジョーさんの話、とても心打たれました。
この前新聞でもジョーさんの記事を読んで、こんな人がいたんだと思っていたところでした。
ジョーさんの写真集?本?か何か出ていますよね?買ってじっくり読んでみようと思います。
「原爆の夏 遠い日の少年」はもう再放送とかしないですよね?
とても観たいんですが・・・。
明日の放送是非観させて頂きます。
投稿情報: morita | 2007年8 月18日 (土) 午前 01時51分