7月14日、21日の「小さな村の物語」は、北イタリアのロッレ/ヴェネト州。
人口わずか50人。かつてはヴェネチア貴族の避暑地だったロッレ。
廃村の危機に見舞われたこの村を救おうと、一人の建築家が引っ越してきた。エンリーコ・デモーリ、40歳。村人の知恵を借り、イタリアの環境保護財団に訴えて、村ごと文化遺産に登録を果たした。
そして、村の神父、ジャンピエトロ・ザーゴ、60歳。年老いた母と二人でつつましく暮らす彼は、36年にわたり神父をしながら家具工場で肉体労働を続けてきた。幼い頃貧しくて神学校へ通い始め、母と別れ別れの暮らし。神父になってこの村へ引っ越し、この村で、失った家族の暮らしを取り戻したのだ。
生きるとはどういうことか、村という共同体を通して描きます。
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