テレコムツアー第2回です。今日は玄関から中に入ってみましょう。一階を進むとすぐに目に入るのが会議室です。テレビ制作の仕事はチームワークなので、顔を合わせて意見を出し合うという機会がとても多い。たとえば、企画会議、構成会議、ロケ前打ち、ロケ後打ち、技打ち、美打ち、出演者打ち、ナレ打ち・・・。それから会議室は、オーディションやちょっとした撮影にも使われます。(”ちょっとした”と書きましたが、時々、大会議室が外国の街になっていたりします)
表参道のメインオフィスには、会議室として使えるスペースが5部屋と、簡単な打ち合わせ用のスペースが4机分あります。この数では、はっきり言って足りません。従って、会議室をめぐって熾烈なバトルになることもよくあります。会議室の利用希望者は、事前にネットで予約することになっているのですが、急な打ち合わせが入ることもある訳で、そうなると担当のADさんが必死の形相で、予約済みの人たちと交渉することになります。「そっち何時に終わるんですか?」「本当にその時間まで使いますか?」「社外のお客さんがいらっしゃるんですが、こっちの押さえている部屋と取り替えてもらえませんか?」・・・こんな涙ぐましい交渉の結果、やっと部屋を押さえたのに、肝心のお客様が遅れて再交渉が必要になる・・・そんなこともあります。また会議が押して(予定より長引き)、部屋を追い出され、次の場所を求めて、メンバーが資料やらパソコンやらを抱えてウロウロと彷徨う、”会議室難民状態”に陥ることもあります。うちの会社は表参道の駅から徒歩3分と絶好なロケーションにあるので難しいのはわかるけど、出来ることなら会議室をもっと増やして欲しいなぁ、と思います。でもね、某民放局に行った時も、それから某代理店に行った時も、会議室難民状態になったことがあるから、どの会社でも抱えている問題なのかもしれませんね。
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