今年の4月に入社し、驚いたり嫌になったり腹が立ったり面白かったり眠かったりしているうちに3ヶ月が一瞬のように過ぎました。今年の新入社員の4人は、それぞれ別の部署に配属され、勤務時間や仕事量、仕事内容、雰囲気、人間関係、昼飯等々、全て違っています。番組や部署によって、全く性質が異なっていると思います。作業が終わりさえすれば帰って良いのですし、個人差や番組差があると思いますが、やはりADはそれなりに重労働なのだと思います。でも、どんなに忙しい状況でも先輩達から理不尽な扱いを受けることなく、楽しく働いています。この会社は自由度が高く、やる気や行動力次第では、自分のやりたい仕事をやりたいように(将来的には)出来るところなのかな、と思います。
写真は、僕が始めてADとしてついた、東京MXテレビ『トウキョウもっと!元気計画研究所』(6/24放送)で扱った”緑のカーテン”です。夏の間、つる性植物で小学校の校舎南面を覆って、エアコンを使わずに済む程涼しくなるというものです。この番組での僕の仕事は、企画会議で決まった大筋に合う取材先候補を探し、電話やメールで連絡し、資料等も請求し、それらをディレクターやプロデューサーに見て貰い、ディレクターが構成を考え、様々な人に出演・取材交渉し、またディレクターが構成を書き、ロケ・スケジュールを立て、と思ったら再度の打ち合わせで変更があり、撮影1週間前に新たな取材先を探し・・・・・・ようやく全て決まってロケに出る、と、まず10分程度のVTRの素材を撮るのに、こんなに手間と苦労がかかるのか、と参りました。撮影後も、素材に何が映っているのかを書き起こす「スクリプト取り」等、編集にまつわる作業が沢山あります。さらに、スタジオ収録の小道具やカンニング・ペーパー、台本の準備があり、収録後また「スクリプト」を取って、山の様なテープや資料を持って編集所へ向かうわけです。放送の前2週間くらいで、3~4日程会社で徹夜しました。「VTRありのスタジオもの」の制作の一例として、参考にして頂ければと思います。 7/1 21:00~再放送ですのでぜひご覧下さい。
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