今から数年前、「たけしのポリスアカデミー」という番組を作っていたころのことです。この番組は、過去に起こった刑事事件を、警視庁の元刑事と一緒に、再現ドラマを交えながら検証していく、という番組でした。鑑識や聞き込みなどでの苦労話を聞いていくのですが、“一度食いついたら離さない”芹沢さんという元刑事が出演下さることがありました。そこで、スタッフが用意したのが、「すっぽんの芹さん」でした。すっぽんの芹さんの出番は、本物の芹さんの出演の前の、ほんの何秒かでした。この番組は年に2~3回のシリーズ番組でしたから、すっぽんの芹さんは、出番まで会社で待機していたのです。
その後、この番組は終わりましたが、芹さんは会社に残りました。それから、スタッフのADと総務の女性に飼育され、ひと冬過ごしたころのある日、1階に居るスタッフから(芹さんの水槽は2階のベランダに置いてありました)、「すっぽんが1階のバルコニーを歩いていました!」という情報が入りました。
芹さんは負傷しました。恐らく、まず水槽を乗り越え、2階のベランダの柵を乗り越え、1階に転落した際に、背中を傷つけてしまったのです。スタッフの必死の看護のかいもなく、まもなく芹さんは昇天してしまいました。その後芹さんは1階の中庭に埋葬され、今は墓標が立てられています。ありがとう芹さん、お疲れ様でした。
先日、お台場の水際で上海蟹が見つかった、という新聞記事を読んだことがありますが、先輩の蟹でしょうか。食べられる方は必死ですね。
すっぽんの芹さんは、私たちの愛情とはうらはらに、やはり池に帰りたかったのでしょうか。傷にはマキロンを塗ったりしましたが、バンドエイドは貼れませんでした。
お墓参りしたいというお気持ちに感謝です。
投稿情報: 猛獣使い | 2006年7 月 7日 (金) 午前 11時53分
機会があればお墓参りにでも行かさせていただきます。
投稿情報: 森田雄司 | 2006年7 月 4日 (火) 午後 11時36分
昨日の話です。私は外資系の大型スーパーでアルバイトをして働いているのですが、お手洗い休憩に行こうとしたら、ドアの影に上海蟹がいました。生きていました。Fish売り場の人を呼ぶと、「ああ~、夜中に逃げたんだねえ。」と冷静に一言残して、蟹を連れて帰りました。いやあ、新鮮な蟹です!!フレッシュです!!
投稿情報: kimura yuki | 2006年7 月 4日 (火) 午後 07時11分