はいさい、テレコムファンの皆さん、そしてテレコムファンでない皆さん、どーもこんにちは。僕はテレコムでも本社ではなく、渋谷オフィスにいるMAEDAという者です。
6月半ばから2週間ほど、NHK・BS2のデジタル・スタジアムっていう番組と僕がいろいろやっているウェブの取材でフランスとスペインに行って来たぜ。テレコムで働き始めて6年目の28歳だけど、1年に2回ほど海外に取材に行っている。僕の取材対象は、簡単に言うとアート。具体的にいうと、デジタルテクノロジーを使ったアート、メディアアート、エレクトロニックミュージックとかアニメーションとか。行く先はヨーロッパのフェスティバルがほとんど。僕もこの分野に関わって今は仕事関係無しにこの分野にのめり込んではや5年ぐらいか…。
フランスのリゾート地・アヌシーで行われる世界最古にして最高峰のアニメコンペティション、アヌシー国際アニメーションフェスティバル(アニメーション界のカンヌと言われ、その通り1960年にカンヌ映画祭から独立した)、そしてスペインはカタルーニャの都バルセロナで行われる世界最大のマルチメディアとエレクトロニックミュージックのフェスティバル、Sonar2006。
取材チームは、アヌシーでは僕1人、バルセロナは後輩と合流して2人。PanasonicDVX100Aというカメラで奇抜なパフォーマンスを汗だくで撮影し、面白ければ、英語を駆使してアーティストにインタビューを押しつける。メディアアートという分野はバリバリンコにコンピュータ(茂雄風だと「カンピータ」)を使っていてなかなか難解。でアーティストによる、システムとコンセプトの英語レクチャーは理解するのに結構時間がかかる。でもなんだかんだ発見があるし、こうやって文化や言語の違う奴らと知り合うのは、かなりシゲキ的よ。
通常海外ロケというと、カメラマンがいて音声がいて、コーディネーターがいて…と、少なくとも4~6人の大所帯になるが、僕はあまりそういう大所帯で行ったことがない。予算の影響もあるだろうけど、少人数で行く方がフットワークは軽いし、ストレスをあまり感じない。大人数で行くと気をつかうからね。
撮影した素材のクオリティーとかを考えると大所帯のほうがいいかもしれんけど、ハイビジョン撮影でないかぎり、少人数の方が、周りを気にせずに撮影をねばったり、取材者とメシ食ったり酒飲んだり親交を深める心のゆとりができたりする。そこでまた新しい発見があって、それを次の日に撮影できたりする。で、何年後かにまたそいつらと取材先で会い、関係がずっと続いてそれが映像として形になったりする。まさに、1人とか2人で行くと、「仕事」であり出会いの「旅」なのである。 ね、海外ロケって楽しそうでしょ?実際にエキサイティングでホントに楽しいし、面白い。イベント撮影なんか、瞬間瞬間が勝負なので、その緊張感っていったらサイコーです。 次回はSonarの一日のスケジュールを簡単に教えよう。お楽しみに!
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