漫画家・赤塚不二夫氏の対談集を読んでいて驚いたことがある。
酒好きで知られる赤塚氏は、実は30歳になるまで酒を飲まなかったというのだ。
その理由は「ちゃんとした大人になってから酒を飲もうと決めていた」から。赤塚氏の経歴から察するに、「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」がヒットし、30歳で賞を得たころから飲み始めた、ということになる。
また手塚治虫氏は「どうしてみんなお酒を飲むのが好きなかなあ。僕は漫画を描くほうがずっと面白いと思うよ。」と言って宴席を中座することがあったそうだ。
クリエーターとして一人前になるには、それくらいの覚悟と情熱がないとダメ、ということなんだろう。でも、私は万事において「気が小さい」ので、お二人の真似はとても出来ない。「飲み時間を減らして勉強しときゃよかった」と今更ながら反省している。つづく
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