今でこそ鳥インフルエンザって、誰でも知ってることばですが、2002年、テレコムスタッフでは人に感染する病気としてキャッチ。
まだレギュラー番組になる前の、“たけしの最終警告スペシャル!「本当は怖い家庭の医学」”で、怖ろしい伝染病として、鳥インフルエンザを取り上げました。
番組では、ニワトリの映像を使い、身近にある危険を表現しました。その被写体となったのが、スタッフが買ってきたニワトリでした。
撮影が終了すると、ゴミは捨てる、弁当はみんなで食べる、生ものは捨てるか持ち帰る、ですが、動物は? そのニワトリも段ボールに入ったまま、中庭に置かれていました。何か声がするし、ごそごそするので、ナンだろうと開けてみると、足にテグスがついたニワトリが情けなさそうに収まっています。すぐテグスをはずし、水を与え、添えられていた餌をやると元気に鳴き始めました。
それからが大変です。このニワトリはケッコウ食欲があって、よく食べます。近くのナチュラルハウスで稗や粟を買ってきました。お水はひっくりかえす、えさの器も足で蹴飛ばす。でもなかなか可愛いところもありました。秋でしたから、夜になると段ボール箱に入れて、上から毛布をかけると温和しく眠ります。朝出社して毛布をはずすと元気に出てきます。しかし、ニワトリを飼ったことのある人ならお分かりかと思いますが、糞の量が想像以上でした。中庭に新聞紙を敷き詰めて、掃除の手間を省きましたが、時々は新聞紙をはずして、ホースを使って水で洗い流すこともやりました。これ以上面倒を見ることは出来ないなあ~、とギブアップしたろころで、某動物プロダクションに1万円払って引き取ってもらうことになりました。
お別れの日はみんなで見送りました。元気なうちに送り出せて本当に良かった良かった。
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