2006年4月からスタートした番組「匠の肖像」も、今月末で放送100回を迎えることになりました。
記念すべき100人目の匠としてご出演いただいたのは、書道家の武田双雲さん。32歳の若き匠。番組スポンサー・シチズンホールディングスの社内報取材も入って、先日2月1日に大人数のロケ、湘南にある武田さんの仕事場に伺いました。
これまでの匠の取材と比べると、今回その制作過程は、もう一瞬。ゆっくりと墨をすり、どぼどぼっと筆にふくませると、ざざざっと書き上げる。それまで談笑していた武田さんの、その張りつめた一瞬、集中力の高さはもう驚き。技術スタッフは、念入りにカメラと照明のセッティング、浦野ディレクターはその間もずっとVTR全体の構成を考えながら、最後まで演出プランを練っていました。
書のシーンが終わり、夕方には湘南の海で最後の撮影。逆光を受けて、ぐーっと伸びをする武田さんのシルエット。しっかり緩められるからこその、あの緊張感、ということなのでしょうか。
浦野ディレクター、現在、オフライン編集中です。
今回、書いていただいた作品「匠の肖像」は、101回目の放送より、このまま番組タイトル題字として使用することになっています。カメラの前での、もう一つのパフォーマンス作品は、放送を見てのお楽しみ…武田さんの現在を表した一文字になりました。
放送予定は、テレビ東京系列で2月29日(金)22:54〜(世界卓球中継のため、延長の可能性あり)です。是非、ご覧下さい!
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