オーストリアとスロベニアの国境に位置するフリウリ・ヴェネチア・ジュリア州。
その中心地、スピリンベルゴ市。
今回の物語は、この大きな町の一角、100メートル四方の住宅地ボルゴ・ヴァルブルーナの物語です。ここは30年前に起きた大地震以来人々が結束し、絆が深いことで知られ、そのためにわざわざここに引っ越してくる人気の地区。
*6代目になる家具職人のジュゼッペ。戦争も地震も経験し、住人の絆を深めようと努力してきた重鎮で、住人の相談役です。
*芸術が好きで修復家になったステファノ。二男のジュリオはロックギタリストをめざしています。
*2年前に越して来た大手ゼネコンの設計士ステファノ。大都会から、まだ幼い息子のためにここに越して来ました。それぞれの人物が互いの家を行き交う、情に溢れた地区の住人たち。ここには、人と人の絆や心温まる思いやりなど、「村」の原型があります。
【スタッフから】
地震で苛まれる日本の東北地方の人々の励みになれば、と思って制作しました。
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