第29回サルディーニャ州/マルチェッディ村。
サルデーニャ州の西、海に面するマルチェッディ村。その海は潟になっていて水深は1メートル足らずの遠浅だ。もともとは、漁師の番屋が立ち並んでいた。
だが次第に定住する漁師が増え、村になった。
*アントニオ・ロイ(57歳)は、そんな漁師のひとり。だが今はリストランテが主な仕事だ。7年前に始めた魚食堂。ほかの町からも新鮮な魚料理を食べに
やってくるほどだ。
*漁師が捕った魚を卸すアルド・セッラ(50歳)。魚屋だ。父親から継いだ店をいまでは4軒にまで広げた。彼はまた「からすみ」作りの名人でもある。
*ファビオ・カデラーノ(15歳)は、タコ漁の漁師の息子。夏休みの間、父を手伝う。普段はロックを聴いて過ごす今時の若者だが、番屋での仕事は男らし
く、かっこいいとさえ思っている。だが、もっと世界へ出て国際的な仕事にもしてみたい。悩める15歳なのだ。
サルデーニャの小さな漁村のささやかな物語です。
小さな村の物語 イタリア(BS日テレ)
月曜日20:00~20:54
土曜日21:00~21:54(再放送)
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