12月15、22日は『カラブリア州/キアナレーア村』
イタリア半島のつま先の小さな村、キアナレーナ。昔からカジキマグロを穫ってきた村だ。かつては400人以上もいた漁師はいま15人。
*アントニオ・アルフォンツェッティ(78歳)は、そんな漁師のひとり。カジキは春から夏の漁。いまは端境期で網の修理に余念がない。夕食になれば、
15歳の孫のカリメーロに漁の話をずっとしている。カリメーロは今年初めてカジキを自分の手で仕留めた。
*フランコ・ラボッツェッタ(50歳)は、元船大工だ。パッサレッラと呼ばれるカジキ漁専用の船を作ってきた。いまはシチリアと本土を結ぶフェリーの乗
組員。船の操縦、車の出し入れ、錨を上げたり降ろしたりの毎日。そんな彼の楽しみは、舟の模型作りだ。かつて作っていたカジキ漁の船のミニチュアをつ
くっている。
そして、午後は息子と散歩。父や祖父から伝え聞いてきた海の話を、息子に語って聞かせるのだ。息子には自分と同じ船大工の道を歩んで欲しいと願っている。
漁師の村、キアナレーナ。海に関わってきた人たちの物語です。
小さな村の物語 イタリア(BS日テレ)
月曜日20:00~20:54
土曜日21:00~21:54(再放送)
※使用楽曲や歌手名などはこちらのホームページをご覧ください。
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