当初は週一の連載(?)のつもりで始まった、この新入社員日記。
まるまる二か月以上ストップさせていたのは私、NHK「迷宮美術館」担当のYAです。どうもすみませんでした・・・
雨の多い四月が過ぎて、五月の気持ち良い時期が長くって、いよいよ六月梅雨が来たかと思ったら、七月の後半になっていきなりの炎天下――さて、この四か月近くいったい何をしていたかというと、新人研修などなどを経て、まるまるひとつの回を担当し終えました。今は二度目の担当回が始まって一か月といったところ。
「迷宮美術館」は43分の番組ですが、このスケジューリングを見てもらえばわかるとおり、ひとつの回にほぼ二か月かけて作っています。テレビ(業界)の事情をあまり知らずに入った私としては、こんなに時間・手間暇かけて番組を作っていることは大きなカルチャーショック!
テレビや映像の仕事って、なんだかクリエイティヴでかっこいいというイメージを持つ人が多いと思います。いろんな有名人と会って、おしゃれな場所に出入りして、ハイセンスな会話をして・・・・・・
でもこの仕事ってもっとシンプルというか、ものづくりですから、土から野菜を育てるみたいに、他の人に喜んでもらえるものを親身に作っていくって、ただそれだけなんだなぁと感じます。それは全然大がかりなことでもなんでもなくって、わりと小さな思いつきやおしゃべりや笑いや涙なんかで成り立ってるものみたいですよ。
そういったものが全然知らないたくさんの誰かに伝わってしまうことの、責任と緊張と喜びを感じつつ、今日も親切丁寧がんばります!
写真はただいまリサーチ中の資料たち
ここからすべては始まるのです